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06月05日-02号

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  1. 結城市議会 2020-06-05
    06月05日-02号


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    令和2年第2回 定例会令和2年結城市議会第2回定例会会議録(第2号)======================= 令和2年6月5日(金曜日)午前10時00分開議 ─────────────────────── 議事日程(令和2年結城市議会第2回定例会・令和2年6月5日午前10時)第33 一般質問 ──────────────────────────本日の会議に付した案件 ◯会議録署名議員指名 ◯日程第33 一般質問 ──────────────────────────一般質問発言通告一覧表通告 順位通告者要旨答弁者黒川充夫1.新型コロナウイルス感染防止対策について  ①学校休校に伴う学習支援について  ②児童虐待DV被害の状況について  ③9月入学の移行について教育長 関係部長2平 陽子1.感染症(コロナウイルス)と自然災害複合災害における避難所について  ①現状と問題点について  ②今後の取り組みについて市長 関係部長秋元勇人1.新庁舎工事におけるCOVID-19による影響について  ①現状と今後のスケジュールについて  ②工期延長経費について  ③移転延期に伴う現庁舎取り扱いについて関係部長2.臨時休業後の小中学校運営について  ①学校再開後のロードマップについて  ②児童生徒への対応について  ③再度臨時休業の場合の対応について市長 教育長 関係部長稲葉里子1.新型コロナウイルス感染症対応について  ①新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の活用について  ②今後の市の対応について市長 教育長
    関係部長滝沢利明1.特別定額給付金について  ①申請の手続きについて  ②高齢者及び障害者への給付について市長 関係部長2.新型コロナウイルス感染症の救済策について  ①税・公共料金の猶予・減免措置について  ②市独自の猶予・減免措置について  ③今後の救済策について市長 関係部長 ──────────────────────────出席議員(18名)  1番      秋元勇人君  2番      石川周三君  3番      滝沢利明君  4番      上野 豊君  5番      大里克友君  6番      土田構治君  7番      會澤久男君  8番      大橋康則君  9番      佐藤 仁君 10番      平 陽子君 11番      安藤泰正君 12番      立川博敏君 13番      黒川充夫君 14番      早瀬悦弘君 15番      稲葉里子君 16番      大木作次君 17番      船橋 清君 18番      孝井恒一君 ──────────────────────────説明のため出席した者 市長       小林 栄君 副市長      杉山順彦君 理事兼政策監   大武英二君 総務部長     小野澤利光君 企画財務部長   鶴見俊之君 市民生活部長   瀬戸井武志君 保健福祉部長   本多武司君 経済環境部長   飯島敏雄君 都市建設部長   野寺一徳君 会計管理者    曽雌 敦君 次長兼総務課長  増山智一君 秘書課長     関口寿幸君 教育長      小林 仁君 教育部長     飯田和美君 ──────────────────────────事務局職員出席者 局長       鈴木昭一君 局長補佐     真中好厚君 庶務議事係長   池田義則君────────────────────  〔議長 議長席に着く〕 △出席議員の報告,開議の宣告 ○議長(大木作次君) ご報告いたします。 本日の出席議員は18名であります。定足数に達しておりますので,ただいまから本日の会議を開きます。 ――――――――――――――――――――  午前10時00分 開議 ―――――――――――――――――――― △議会に出席を求めた者の報告 ○議長(大木作次君) 議会に出席を求めた者は,前回の会議と同様であります。 ――――――――――――――――――――会議録署名議員の指名 ○議長(大木作次君) なお,会議録署名議員につきましては,前回同様, 11番 安藤 泰正君 12番 立川 博敏君をご指名いたします。 ――――――――――――――――――――議事日程の報告 ○議長(大木作次君) 本日の議事について申し上げます。 日程第33 一般質問であります。 ―――――――――――――――――――― △日程第33.一般質問 ○議長(大木作次君) 議事に入ります。 質問は,お手元に配付してございます結城市議会第2回定例会一般質問割振のとおり,順次質問を許可いたします。 最初に,13番 黒川充夫君の質問を許可いたします。13番 黒川充夫君。  〔13番 黒川充夫君登壇〕 ◆13番(黒川充夫君) ただいま議長より発言の許可をいただきました。 今回は,無会派を代表しまして,私と平議員より,さきに提出をしました発言通告に基づいて順次質問を行ってまいりますので,明快なるご答弁よろしくお願いいたします。 初めに,このたびの新型コロナウイルス感染症でお亡くなりになった方々に心から哀悼の意をあらわすとともに,療養中の方々に心よりお見舞いを申し上げます。また,昼夜を分かたずウイルスと闘いながら地域医療を懸命に支えてくださっている医療従事者の皆様に心より感謝申し上げます。 それでは,1回目の教育行政の中から,新型コロナウイルス感染防止対策についてお伺いをいたします。 まず,学校休校に伴う学習支援ということで,子供たちは学校に行けない状態が長時間に及び,普通に学校で勉強や運動ができることの大切さを感じている子供もいると思いますが,今回,自粛期間中の対応について,分散登校オンライン授業の状況はどうだったのか。 また,小学校6年生と中学3年生の一番の思い出となる修学旅行の対応はどのように考えておられるのか。 さらに,自粛期間中に児童虐待DV被害が多発しているとのニュースがテレビ等で報道されておりましたが,本市では,このような被害の相談などはあったのか。もしあったのであれば,どのような対応をされたのかについて,それぞれの見解をお聞かせ願います。 以上で1回目の質問を終わります。 ○議長(大木作次君) 教育部長 飯田和美君。  〔教育部長 飯田和美君登壇〕 ◎教育部長飯田和美君) 改めまして,おはようございます。 それでは,黒川議員のご質問にお答えいたします。 教育行政新型コロナウイルス感染防止対策についてのうち,学校休校に伴う学習支援についてでございますが,まず,自粛期間中の分散登校につきましては,県の定めた「茨城版コロナNext」が,ステージ3からステージ2に緩和されたことに伴い,本市におきましても,新型コロナウイルス感染防止対策を十分に講じた上で,5月25日から分散登校を開始しております。 密集を避けるため,小学校では,学級を2分割になるよう通学班ごとに登校日を設定し週2日,中学校では,出席番号で学級を2分割し,午前・午後の二部制で週3日の登校日をそれぞれ設け,1日3時間ずつ授業を行っております。 6月1日からは,小学1年生から5年生までは変わりがありませんが,小学6年生は週3日,中学生は週5日と登校日を増やして,学校再開に向けた準備期間としております。 次に,オンライン授業につきましては,本市の小・中学校におけるICT環境の現状では,同時双方型を含むオンライン授業の実施が困難な状況でございます。 一方,県では,4月から授業動画いばらきオンラインスタディ」の配信を開始しており,その活用については,各学校のホームページ等を通して周知を図っているところでございます。これは,小学校1年生から中学校3年生までの主要教科について,教科書に沿った授業動画を作成し,配信しているものでございます。学習プリントもあわせて準備されており,子供たちは,動画を見ながらプリントをまとめていく形で学習が進められるようになっております。 今後,授業動画を視聴した生徒児童数を把握するとともに,休校中の学習支援のあり方について調査・研究をしてまいります。 また,国が示すGIGAスクール構想の早期実現に向けて,オンライン授業が実施できる環境整備に努めてまいりたいと考えております。 続きまして,小学6年生や中学3年生の修学旅行につきましては,当初5月から6月の間に実施計画を立てておりましたが,新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から,おおむね9月から10月の間に延期いたしました。 また,他の学年の遠足や宿泊学習につきましても,同時期へ延期が決定しております。 今後の新型コロナウイルス感染の状況にもよりますが,子供たちが楽しみにしている行事の1つでございますので,可能な限り実施してまいりたいと考えております。 ○議長(大木作次君) 保健福祉部長 本多武司君。  〔保健福祉部長 本多武司君登壇〕 ◎保健福祉部長本多武司君) 教育行政新型コロナウイルス感染防止対策についてのうち,児童虐待DV被害の状況につきましては,保健福祉部所管となりますので,私からお答えいたします。 市家庭児童相談室に対して寄せられた相談のうち,学校休校期間中において児童生徒の在宅時間が増加したことを要因とする児童虐待に関する相談・通告やDV被害に関する相談はございませんでした。 なお,特に見守り等が必要な児童等に対しましては,本年4月に国が定めた「子どもの見守り強化アクションプラン」に基づき,教育委員会と連携を図りながら,学校の登校日や家庭訪問の機会に児童生徒生活環境の変化や家庭等の状況の把握に努めており,確認のとれなかった児童等の保護者には,個別に連絡をとるなどの対策を実施してきたところでございます。 ○議長(大木作次君) 13番 黒川充夫君。 ◆13番(黒川充夫君) ご答弁ありがとうございました。 それでは,2回目の質問に入らせていただきます。 新型コロナウイルスによる休校長期化に伴い,学習遅れの打開策として浮上したのが,学校の入学時期を現在の4月から9月に移行する案であります。当初政府は,6月上旬をめどに制度化可否の方向性を出すとしておりましたので,今回質問させていただきましたが,政府・与党は,5月27日に見送る方向で調整に入ったということでありますが,あえてお伺いさせていただきます。 先進国では9月の入学が主流で,実現すれば留学生の往来が円滑になる利点があります。一方,国や自治体の会計年度のずれが生じるほか,企業採用,資格試験の日程にも影響が出ます。また,新小学1年生の対象範囲の区切り方や就学直前の待機児童の増加への対応など,詰めるべき論点は多いと感じております。 そこで,この9月入学の移行について,教育長よりご所見を賜りたいと存じます。よろしくお願いします。 ○議長(大木作次君) 教育長 小林 仁君。  〔教育長 小林 仁君登壇〕 ◎教育長(小林仁君) 新型コロナウイルス感染防止対策についてのうち,9月入学の移行についてでございますが,新型コロナウイルス感染防止のため,2月末に一斉臨時休業を要請する方針が内閣総理大臣より示されて以来,全国的に国公立・私立等の各学校は,約3カ月間の休校措置を行っている状況であります。 そのような中,令和2年度の学生・児童生徒の学力保障といった観点を契機に,9月入学制度導入について一部で議論されてまいりました。 海外では,欧米諸国をはじめ,多くの国が9月入学を実施していることから,留学など,グローバルな学びが充実できるといったメリットがある反面,会計年度の時期や企業等の就職の時期と学生の卒業時期のずれが生じること,幼児教育との接続では,入学までの半年間の対応など,デメリットについても,多くの専門家や政治関係者の意見がマスメディアで取り上げられている状況であります。 9月入学実施に向けては,法の改正と整備を必要とする制度であると同時に,社会全体のシステムを大きく変えることになりますので,各方面への課題,難題等があり,十分な議論と準備期間が必要になると考えております。 ○議長(大木作次君) 13番 黒川充夫君。 ◆13番(黒川充夫君) ありがとうございました。 今回,時間の関係で質問はしませんでしたが,これから本格的な夏を迎え,夏休みの短縮や児童生徒マスク着用による熱中症の予防対策についても言われております。これからも決して気を緩めず,感染第2波,第3波への備えに万全を期していただくことをお願い申し上げまして,時間ですので,以上で質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(大木作次君) 以上で13番 黒川充夫君の質問は終了いたしました。 暫時休憩いたします。  午前10時13分 休憩 ――――――――――――――――――――  午前10時13分 再開 ○議長(大木作次君) 再開いたします。 次に,10番 平 陽子さんの質問を許可いたします。10番 平 陽子さん。  〔10番 平 陽子さん登壇〕 ◆10番(平陽子さん) 皆さん,おはようございます。 それでは,議長より質問の許可をいただきましたので,通告に従いまして質問をさせていただきます。 15分という短い時間ですので,質問項目は1つにしまして,一括質問・一括答弁を選択しました。細かい内容の答弁を求めるのも難しいので,できるだけ要点を絞って質問できればと思います。 それでは,質問に移らせていただきます。 市民生活行政,感染症(コロナウイルス)と自然災害における避難所について,当市の現状を聞きながら,今後の取り組みについて伺っていきます。 最初の質問は,現状と問題点について伺います。 新型コロナウイルスの2次感染が懸念される中,新型コロナウイルス感染症と水害,地震などの複合災害に備える取り組み県内自治体で出てきました。 最大震度5弱以上と予想された際に発表される緊急地震速報が,5月には,関東では4回も発表され,新型コロナウイルス感染への警戒が続く中,被災や避難生活を想定した備えの重要性も増しています。 大地震や水害の際には,結城市では,主に地域の小・中学校の体育館などが避難所として使われます。床にブルーシートを敷いて雑魚寝をするケースが多く,不特定多数の人を収容するので,密閉・密集・密接の3密となる可能性が極めて高くなります。 これまでも避難所では,インフルエンザの流行やノロウイルスの感染,集団食中毒などの例が各地から報告されていました。現状のままでは,感染症に弱いことは明らかです。 国は,4月初めに避難所での対応策を地方自治体に通知しています。この中では,可能な限り多くの避難所を開設することも求めています。 当市の現状と問題についてご答弁をください。 ○議長(大木作次君) 市民生活部長 瀬戸井武志君。  〔市民生活部長 瀬戸井武志君登壇〕 ◎市民生活部長瀬戸井武志君) 市民生活行政,感染症(コロナウイルス)と自然災害複合災害における避難所についてのうち,現状と問題点についてでございますが,災害時の避難所開設に関しましては,昨年10月の台風19号の避難所開設時にさまざまな課題が確認され,検証を進めてまいりました。 議員ご質問の複合災害発生時には,さらに感染症対策を講じる必要があり,自然災害時以上の準備対応が重要であると認識しております。 現在,国からの通知や関係機関との協議内容をもとに,避難所における感染症の防止について対策を講じているところでございます。 また,市民の皆様に対しましても,ホームページお知らせ版を活用し,感染症防止対策を踏まえた避難協力について周知を図っているところでございます。 内容につきましては,避難の3つの柱をお願いしております。1,避難者の分散化として,自身で安全確保が可能な方につきましては,自宅などの在宅避難,親戚宅や知人宅などへの分散避難,一時的な車中泊避難などの方法。2,避難所における感染防止対策の徹底として,健康管理や衛生管理等に関する内容と持参品のお願い。3,危険区域にお住まいの人は,ためらわず確実に避難を行うという内容となっております。 しかしながら,災害が起きた場合は,多くの方が避難所に避難することが想定されることから,避難スペースの確保や避難者同士の接触による感染拡大が大きな問題点と捉えております。 ○議長(大木作次君) 10番 平 陽子さん。 ◆10番(平陽子さん) では,今後の取り組みについてお伺いしていきます。 ご答弁では,国からの通知や関係機関との協議内容をもとに,避難所における感染の防止対策に講じているが,それでも多くの方が避難所へ避難することが想定され,避難スペースの確保,避難者同士の接触による感染拡大をどう防ぐかが大きな問題との答弁でした。 今後どのように取り組んでいくのかについて伺います。例えば避難者の接触を避けるための工夫や感染健康リスクの高い人たちの避難所など,どのように取り組んでいくのか。また,職員の配置や職員の感染予防など,これまでにない取り組みが求められると思います。ご答弁よろしくお願いします。 ○議長(大木作次君) 市民生活部長 瀬戸井武志君。  〔市民生活部長 瀬戸井武志君登壇〕 ◎市民生活部長瀬戸井武志君) 感染症(コロナウイルス)と自然災害複合災害における避難所についてのうち,今後の取り組みにつきましては,さらなる感染症対策として,避難者同士の接触を避けるため,避難所にパーティションや間仕切りテントを導入することで,同じ空間内での接触を避ける措置を検討しているところでございます。特に高齢者や障害者の方の感染につきましては,新型コロナウイルス感染症防止における有効な手段と捉えております。 また,避難所で運営業務を行う職員につきましても,自身が感染し,クラスターの原因とならないようフェイスマスクや防護服,非接触型体温計などの感染症対策品を購入し,備蓄に向けた準備を進めているところでございます。 いつ起こり得るかわからない自然災害複合災害に対し,過去の検証結果を踏まえ,避難所ごとの担当者における現地対応訓練レイアウトの確認等を実施するなど,避難所開設に向けての対応強化を図ってまいります。 ○議長(大木作次君) 10番 平 陽子さん。 ◆10番(平陽子さん) 最後には市長の所見を求めます。 もし今,自然災害が発生したら,どんな状況にあっても避難者や支援者が適切な対処方法を理解し,事前を含めた対策の徹底で感染拡大防止へ今からできることを確実に進めていかなければなりません。 取手市では,避難所の設営訓練を実施して市民への周知を図っているなど,各地でいろいろな取り組みが始まっています。 感染症(コロナウイルス)と自然災害における避難所について,市長の所見をお伺いしまして,私,10番 平 陽子の一般質問を終わります。では,市長,よろしくお願いいたします。 ○議長(大木作次君) 市長 小林 栄君。  〔市長 小林 栄君登壇〕 ◎市長(小林栄君) それでは,平議員の質問に私のほうからお答えをいたします。 感染症と自然災害複合災害における避難所についてでございますが,感染症対策が最大の課題であると考えております。 現在,避難所開設時における感染防止に必要な備品等の確認を指示し,今後,必要となる備品について準備を進めているところでございます。 また,高齢者や障害をお持ちの方の避難も想定し,各指定避難所及び福祉避難所の関係者と連携した避難所開設の実施訓練や避難スペースにおけるレイアウトの検討なども進めてまいります。 今後につきましても,各種災害時の避難所開設における感染症対策を含め,担当職員の避難所運営等についても対策強化を図ってまいります。 ○議長(大木作次君) 以上で10番 平 陽子さんの質問は終了いたしました。 休憩いたします。  午前10時24分 休憩 ――――――――――――――――――――  午前10時40分 再開 ○議長(大木作次君) 再開いたします。 次に,1番 秋元勇人君の質問を許可いたします。1番 秋元勇人君。  〔1番 秋元勇人君登壇〕 ◆1番(秋元勇人君) 皆さん,おはようございます。 ただいま議長より質問の許可をいただきましたので,通告に従いまして質問をさせていただきます。 まず,質問に入らせていただく前に,今回の新型コロナウイルス感染症によりお亡くなりになられた皆様に心よりお悔やみを申し上げます。また,感染・発症し,いまだ治療中の皆様におかれましては,一日も早い回復をお祈り申し上げます。 今回の一般質問は,新型コロナウイルス感染症対策といたしまして,質問者数,質問時間に制限を設けた形で行われるということで,大変貴重な機会をいただいておりますので,有意義な質問となるよう努めてまいりますので,どうぞよろしくお願いを申し上げます。 去る5月25日に東京を含めた関東圏の1都3県と北海道の緊急事態宣言解除を最後に,全国に広がった緊急事態宣言が全面解除に至りました。 それに先んじまして,5月14日に39県の緊急事態宣言が解除されましたが,このとき,特別警戒都道府県に指定されておりました茨城県も緊急事態宣言の対象地域から解除されました。現在,茨城県では,「茨城版コロナNext」として,ステージ4からステージ1までの判断指数により,各要請の緩和を行っておりまして,県民の皆様のご協力により,5月25日にはステージ2にまで緩和されましたが,これからは第2波に警戒しながら,出口戦略も同時に進めていかなければならない状況であります。 結城市においては,現在,幸いにも回復された罹患者以降,感染者の報告はございませんが,経済に及ぼす影響は大きく,これらの手当も大変重要になってまいります。国や県の支援策を補完していくような市独自の事業が求められるところでありますので,限られた予算ではありますが,効果的な事業を弾力的に行っていただきたいというふうに思います。 そこで,本日は,新型コロナウイルス感染症による影響が大きいと考えられる新庁舎建設と小・中学校運営の2点につきまして質問をさせていただきます。 まず最初に,現在進行している新庁舎工事におけるCOVID-19による影響について伺います。 新型コロナウイルス感染症の流行による緊急事態宣言発出までは,7月31日の竣工・引き渡しに向けておおむね順調に工事進捗していたようですけれども,宣言発出以降,現場では,3密を避け,感染者が発生しないよう感染防止対策を実施しながら施工を進めていると伺っております。 現場では,これまでにはない対応が求められ,また,さまざまな問題を解決しながら施工を進めなければならない状況と推察いたしますけれども,同時に,一日も早い竣工を求められるところでもございます。 そこで,現場での対応や作業進捗などの現状と延期も含めました今後のスケジュールについて伺います。 ○議長(大木作次君) 総務部長 小野澤利光君。  〔総務部長 小野澤利光君登壇〕 ◎総務部長小野澤利光君) 総務行政,新庁舎の現状と今後のスケジュールについてでございますが,最初に,現在の現場対応と作業進捗につきましては,7月31日の竣工・引き渡しを目指し,仕上げ工事の最盛期を迎えるところでございましたが,4月16日に出されました新型コロナウイルス感染症に係る国の緊急事態宣言を踏まえ,請負業者と新庁舎建設工事における対応について協議を行い,ゴールデンウイーク中の作業を休止し,5月中は,3密を避けるため,施工規模の縮減と徹底した感染防止対策を行い,発生リスクを極力回避する形で工事を継続してまいりました。6月からは,引き続き感染防止対策を講じながら,順次通常体制に戻しております。 COVID-19の影響による現場での問題点と解決策につきましては,緊急事態宣言が発令される前の4月中旬には,1日当たり約250人,下旬からは350人の作業員が現場に入る計画で,密集・密接の状況となっており,首都圏からも作業員が現場に入るため,現場内での新型コロナウイルス感染症の発生,ひいては本市での感染拡大が危惧されるところでございました。 解決策につきましては,3密を避けるため,作業員を200人程度とし,また,現場対策といたしまして,出勤前の自主検温報告,現場入場時の検温,朝礼などでの距離の確保,マスクの着用,手洗い・消毒の徹底,休息スペースの拡大,交代制での休息や昼食,密集しない作業手順の見直しなど,感染防止策を徹底して実施し,作業に当たっております。 次に,スケジュール計画についてでございますが,新型コロナウイルス感染防止の現場対応に加え,中国から輸入する照明器具,音響機器の一部に納期の影響が出ていることを踏まえ,工期の延長はやむを得ないと考えております。 当初工程で5月末の進捗率は83%のところ,現在,70%となっており,工期につきましては,最短で工事が完成できるよう請負業者と工程の見直しをしており,開庁日につきましても,再度見直し,検討をしているところでございます。 ○議長(大木作次君) 1番 秋元勇人君。 ◆1番(秋元勇人君) 対策の最優先策が3密を避けることですので,特に室内で多くの作業員の方々が施工に当たる現場では,安全の確保が大変難しくなってまいります。ですから,答弁にもありましたとおり,現場での対策に大変苦労されてきたことが理解できますし,また,当然工期に影響が出ることはやむを得ないことかと思います。 工期延長の要因として,海外からの部品納期の遅延などもあるということですので,問題は国内だけで解決できるものではなく,大変複雑な検討が必要とされるところでもあります。 新型コロナウイルス感染症の流行状況により,その対策が日々変化していく状況では,今日決めたことが明日には変わるということも考えられますので,大変難しい検討作業になるかと思いますので,いち早い情報収集と分析を行っていただいて,より柔軟な現場対応を心がけていただいて,一日も早い竣工を目指していただくよう要望いたします。 工期延長がやむを得ない状況と考えますと,次に心配になってまいりますのが,工期延長に係る経費についてでございます。感染防止対策のための費用や工期延長による現場経費の増加などが予想されますが,次に,工期延長によって増加する経費の見通しと工事受注者との調整・進捗について伺います。 ○議長(大木作次君) 総務部長 小野澤利光君。  〔総務部長 小野澤利光君登壇〕 ◎総務部長小野澤利光君) 工期延長経費についてでございますが,工期延長によって増加する経費の見通しと受注者との調整につきましては,「新型コロナウイルス感染症に係る緊急事態宣言を踏まえた工事及び業務の対応について」の国土交通省からの通知に従い,感染拡大防止対策の徹底と感染拡大防止対策に係る設計変更について適切に対応する旨の指導があり,新庁舎建設工事におきましても,感染防止対策に要する費用について請負代金の変更契約を行うため,請負業者と費用負担について協議を行っております。 変更契約の内容につきましては,3密を避けるために増設した作業員休息用の仮設ハウス及びテントの設営費用,また,現場入場時,入場者の体温測定の実施費用として,検温従事者の早出手当,検温器,マスク,防護服の費用を変更対象といたします。 また,工期の延期に伴い,足場,仮囲い,現場事務所等の仮設賃料,その他現場管理経費につきましても,変更の対象であると考えております。 ○議長(大木作次君) 1番 秋元勇人君。 ◆1番(秋元勇人君) ただいま答弁の中でも触れられておりましたが,国土交通省で示された「新型コロナウイルス感染症に係る緊急事態宣言を踏まえた工事及び業務の対応について」の事務連絡では,この影響に伴う資機材等の調達困難や感染者の発症等については,受発注者の故意または過失による施工ができなくなる場合を除き,建設工事標準請負契約約款における不可抗力に該当するものと考え,この場合,受注者は発注者に工期の延長を請求できるとともに,増加する費用については両者協議して定めるとされておりまして,各自適切な対応がなされるよう指示が出ているところかと思います。 先ほど答弁にもあったように,感染症対策に係る費用や現場経費の増加に係る費用は,当然負担増になることが予想されますので,必要なことはしっかりと確保していただいた上で,綿密に検討していただいて,受注者との協議に臨んでいただいて,少しでも費用負担を軽減できるように努めていただければというふうに望みます。 次に,庁舎移転延長に伴う現庁舎の取り扱いについて伺います。 移転が延びましても,当然現庁舎での行政機能が維持されていくものと思いますけれども,その運用に変化はないのか。 また,かねてより懸念されております駅前分庁舎電力契約についても心配されるところでございます。これまでの説明では,期間契約が延びた場合には,1カ月単位で契約更新ができると伺っておりましたが,そこに変更はないのかどうか,確認をさせていただきたいと思います。 ○議長(大木作次君) 総務部長 小野澤利光君。  〔総務部長 小野澤利光君登壇〕 ◎総務部長小野澤利光君) 移転延長に伴う現庁舎の取り扱いについてでございますが,スケジュール変更に対する現庁舎の運用につきましては,新庁舎開庁に合わせ,現行の運用を延長していく予定でございます。 また,駅前分庁舎の電力契約につきましても,月ごとの契約更新ができることから,市社会福祉協議会などの移転について,新庁舎開庁後速やかに対応し,必要最小限の延長として,維持経費の縮減に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(大木作次君) 1番 秋元勇人君。 ◆1番(秋元勇人君) 懸念事項でありました駅前分庁舎の電力契約の問題も,これまでのご説明のとおり,必要最小限の経費に抑えていただけるよう進めていただけるということですので,安心をいたしました。 現庁舎での運用につきましても,変わりなく進めていただけるということですけれども,何より市民サービスの低下を招かないように努めていただけるようお願いいたします。 さらに,最も心配されるものの1つが,小・中学校休業によります児童生徒への影響でございます。これまでに経験のない休業期間となり,学習の遅れ,体力の低下,メンタルの不安など,懸念事項が多く,その対策は大変重要になってまいります。 さらに,これらの不安は,多くの保護者の皆様から聞かれるところでもございます。 そこで次に,臨時休業後の小・中学校運営について質問をさせていただきます。 まず初めに,学校再開後のロードマップについて伺います。 これまで経験のない臨時休業期間となりましたが,その間の児童生徒への対応をどのように行われたのか。 また,各教科の教育課程達成について,5月15日通知の「新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた学校教育活動の実施における学びの保障の方向性等について」の中で触れられた年度当初に予定していた内容の指導を本年度中終えることが困難な場合の対応について,今年度在籍している最終学年以外の児童生徒に係る教育課程に関する特例的な対応として,令和3年度または4年度までの複数年でリカバリーをするような記載がされておりますが,読みかえれば,各最終学年に関しては,年度内に完了することを目標とするというふうにも読み取れるかと思います。 この達成のためのスケジュール変更はどのように考えているのか。また,仮に夏休みなどのスケジュールが変更された場合の人員の配置についてどのように考えているのか,これらについて伺います。 ○議長(大木作次君) 教育部長 飯田和美君。  〔教育部長 飯田和美君登壇〕 ◎教育部長飯田和美君) 教育行政臨時休業中の小・中学校運営についてのうち,学校再開後のロードマップについてでございますが,まず,臨時休業中の児童生徒への学習支援につきましては,3月は復習を中心に,4月からは予習の内容も含めて,プリントやドリルなどの課題を課してまいりました。また,一部の中学校では,ホームページで課題の実施方法を教示した動画を配信するなどの取り組みも実施してまいりました。 課題の提出や学習進捗度の確認につきましては,家庭訪問や個別面談等で対応しながら,分散登校日,そして学校再開後の授業につなげ,学習支援を継続してまいります。 また,県では,臨時休業中の小・中学生の各学年,各教科に対応し,家庭でパソコンやスマートフォンを活用して教科書の内容を学習できる授業動画いばらきオンラインスタディ」を配信しております。各学校では,ホームページにおいて,当該動画の視聴を周知し,アクセス方法を掲載するなど,学習支援を行ってまいりました。 次に,教育課程達成のためのスケジュールの変更につきましては,臨時休業のため遅れた授業の内容を取り戻すため,夏休み中の授業日の設定や行事を精選することで必要とされる授業時数を確保し,確かな学力の定着を図ってまいります。 次に,スケジュール変更による人員配置につきましては,遠隔教育などのICT教育推進のための人員配置,そして密集を避けるため,分散登校や学級を分割した授業への対応などによるものが考えられます。両者ともその必要性が高まっており,国でも,感染リスクの高い地域の小・中学校を対象に教員を増やす方針を固めているところでございます。 今後,本市におきましても,学校の実情に応じた人員配置について検討してまいりたいと考えております。 ○議長(大木作次君) 1番 秋元勇人君。 ◆1番(秋元勇人君) 休業中の児童生徒への対応につきましては,ぜひ振り返りをしていただいて,その効果について検証していただきたいというふうに思います。と申しますのも,この新型コロナウイルス感染症については,その流行の第2波,第3波が予想されていることから,今後も各学校臨時休業の可能性が考えられますので,その検証結果が今後の対応について大変重要な意味を持ってくると考えるからであります。この点は,ぜひお願いしたいと思います。 また,スケジュール変更につきましては,先ほども触れたとおり,状況に応じて決定・変更の繰り返しになることもあるかと思います。さまざまな通達や指示に従いながらの対応になることは十分承知しておりますが,前例のない,先の見えない中で進んでいくのでありますから,何より児童生徒のための学校教育という原点に立ち返って,臨機応変に対応いただけるようお願いいたします。その点で,必要な人員配置についても十分検討していただいて,進めていただけるよう重ねてお願いを申し上げます。 次に,学校再開後の児童生徒への対応について質問をさせていただきます。 休業中は,家庭学習の充実のため,課題など,さまざまな工夫がなされたと思いますが,それぞれ置かれているシチュエーションによって,その習熟度には差が出ているのではないかと危惧されるところであります。この習熟格差にどのように対応されていくのかが,まず1点。 また,長期休業になったことから,児童生徒が抱える心の問題についても心配されるところであります。特に小学校1年生,中学校1年生の進学組については,入学後,即休業になってしまいましたので,環境や勉学への不安が大きいのではないかというふうに考えております。このような状況下での児童生徒へのメンタルケアについてはどのように取り組んでいくのか,これがまた1点。 そして,学校再開後,最も重要になってまいりますのが,感染症対策であります。学校では,3密の環境が起こりやすい環境であると考えられますので,各教室をどのように運用されていくのか,これがまた1点。 さらに,先ほどの質問でも触れました,各教育課程達成のためにスケジュール変更がされた場合に,夏休み登校が実施されることも十分に考えられるということでありますから,近年,猛暑の中での仕事の危険性などが叫ばれる中,夏の児童生徒の通学は大変心配されるところであります。この点についても事前の対策が重要になってくると思いますが,この対策についてどのように考えているのか,このあたりについて伺わせていただきます。 ○議長(大木作次君) 教育部長 飯田和美君。  〔教育部長 飯田和美君登壇〕 ◎教育部長飯田和美君) 児童生徒への対応についてでございますが,まず,習熟格差の対応につきましては,臨時休業中にインターネットを活用したオンライン授業動画の視聴などの周知に努め推進してまいりましたが,各家庭のネット環境の違いや学習の定着度の格差が懸念されているところでございます。 学校再開後におきましては,個別に学習定着状況を確認しながら,学習の習熟格差が生じないように配慮して授業を進めてまいりたいと考えております。 次に,児童生徒のメンタルケアにつきましては,臨時休業が長期になったことから,学校再開後の学校生活への不適応や不登校といった生徒指導上の諸問題への対応が懸念されます。 そこで,スクールカウンセラーや教育支援センター・フレンド「ゆうの木」を活用し,きめ細かな支援を行ってまいりたいと考えております。 また,発熱した友達に対して,悪口や故意に避けるといった「コロナいじめ」と称される問題の発生が危惧されております。事前指導を行いまして,いじめは絶対に許さないという姿勢で対処してまいりたいと考えております。 次に,教室等の運用につきましては,児童生徒のフィジカルディスタンス(身体的距離)を確保するため,教室内のロッカーを移動させたり,出入り口を一方向にしたりするなどして,学校の実情に応じて3密を回避するよう取り組みを実施してまいります。 次に,夏休みを登校日にした場合の通学対応につきましては,猛暑の中の通学が予想されることから,熱中症などの安全対策を十分に講じるとともに,地域の方々の見守り等のご協力もお願いしながら,児童生徒の安全確保に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(大木作次君) 1番 秋元勇人君。 ◆1番(秋元勇人君) 長期間休業後の学校再開に当たり,不安を抱える児童生徒も多くいるのではないかと考えておりますので,まず,メンタルケアをしっかりと対応していただいて,登校や学習習慣の回復に努めていただけますようお願い申し上げます。 特に答弁に出てまいりました「コロナいじめ」は,新たな懸念事項でありまして,これをきっかけに重大な問題に発展しかねない事象だと認識いたしましたので,注意深く見守っていただいて,早期の対応をお願いしたいと思います。 夏の登校に関しましても,熱中症などの危険性が高い状況になると予想されますので,十分な対策を検討いただければというふうに思います。これまでもそうでしたが,子供たちを守るために,地域全体で支えていく体制がさらに強化できるよう,我々も全力で取り組む所存でございます。 先ほども触れましたが,新型コロナウイルス感染症流行の第2波,第3波が予想されておりますので,再度の臨時休業を余儀なくされることが十分に考えられます。 そこで次に,再度の臨時休業の場合の対応について質問をさせていただきます。 まずは,その判断基準について,そして臨時休業になった場合の家庭学習について伺いたいと思います。 先ほど答弁の中で,「臨時休業中にはオンライン授業動画の配信が行われておりましたが,各家庭のネット環境の違いにより,その定着度の格差が懸念される」という発言がありましたが,再度の休業となれば,オンライン授業動画での学習も大変重要な部分を担わざるを得ない状況となると思います。特に各最終学年の学科教育課程達成のためには,必要性がより高くなってまいりますし,そのような状況で格差が生まれにくくするためにも,ネット環境整備が急務ではないかというふうに考えております。 先ほど黒川議員の質問の答弁にもありましたが,文部科学省では,ご存じのとおり,令和2年度補正予算にて,GIGAスクール構想の加速による学びの保障として,一人一台端末の早期実現,家庭でもつながる通信整備,また,人材の確保などに予算が組まれたところでもあります。 ちなみに,GIGAスクール構想というのは,昨年12月に文部科学省から提示された,ICT教育を加速・充実させることで,子供たちが,Society5.0と呼ばれる高度な情報環境を生き抜く力を育むことを目的とした構想でございまして,具体的には,令和2年までに全国の小中高校,特別支援学校等における高速大容量の通信ネットワークの整備,また,令和5年までに全国の小・中学校における一人一台パソコン端末整備を実現しようというものでございます。 特に一人一台端末の整備については,特別警戒都道府県に指定された13都道府県に優先して予算づけされるということでございますので,ぜひこれらの活用について進めていただきたいというふうに考えております。 次に,これらの環境整備の取り組みなどについて伺いたいと思います。 ○議長(大木作次君) 教育部長 飯田和美君。  〔教育部長 飯田和美君登壇〕 ◎教育部長飯田和美君) 再度臨時休業の場合の対応についてでございますが,まず,臨時休業の判断につきましては,県の示す「茨城版コロナNext」の基準に沿って対応してまいります。原則県の指標においてステージ1と判断されれば通常登校となりますが,ステージ2以上に悪化した場合は,再び分散登校臨時休業措置を余儀なくされるものと考えております。 また,その際の児童生徒や教職員における感染者や濃厚接触者の状況,県内や市内,そして地域における感染拡大の状況,感染経路の明否等を総合的に勘案し,臨時休業の規模やその必要性を本市の新型コロナウイルス対策本部会議において決定してまいります。 次に,再度臨時休業になった場合のオンライン授業ができる環境の整備につきましては,今後,文部科学省の提示するGIGAスクール構想の早期実現のため,国の補助金や交付金を活用し,児童生徒一人一台のパソコン端末整備,そして子供たちが家庭においても学習を継続できるように,家庭への貸し出し可能なモバイルWi-Fiルーターなどの可搬型通信機器の整備を進めてまいります。 ○議長(大木作次君) 1番 秋元勇人君。 ◆1番(秋元勇人君) ここまでウィズコロナという状況での庁舎運用,学校運用について,その認識を深めてまいりましたけれども,前例がなく,日々状況が変わり,先の見通しがつきにくいこの状況では,より臨機応変に対応していくことが求められているというふうに思われます。 行政運営は,しっかりとした計画に沿って確実に事業を消化していくことが常に求められておりますけれども,今回は,決められたルールの中でも,よりフレキシブルに取り組んでいかなければならないというふうに考えております。この点を共通認識として,お互いに知恵を出し合いながら,この難局を乗り越えていくことを確認させていただきまして,私の質問を終了させていただきます。 ○議長(大木作次君) 以上で1番 秋元勇人君の質問は終了いたしました。 休憩いたします。  午前11時10分 休憩 ――――――――――――――――――――  午前11時20分 再開 ○議長(大木作次君) 再開いたします。 次に,15番 稲葉里子さんの質問を許可いたします。15番 稲葉里子さん。  〔15番 稲葉里子さん登壇〕 ◆15番(稲葉里子さん) コロナウイルスでお亡くなりになった方のご冥福をお祈りいたします。また,感染に苦しんだ方にはお見舞いを申し上げ,日夜休みなく医療関係で働いている方に心より感謝を申し上げまして,議長より質問の許可をいただきましたので,質問をさせていただきます。 新型コロナウイルス感染症対応について質問をいたします。 まず,地域の命と暮らしを守るため,地域独自の取り組みを支援する新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金が予算化されました。幅広い事業が対象となっていると聞いていますが,交付金の概要及びスケジュールについて答弁願います。よろしくお願いいたします。 ○議長(大木作次君) 企画財務部長 鶴見俊之君。  〔企画財務部長 鶴見俊之君登壇〕 ◎企画財務部長(鶴見俊之君) 企画財務行政,新型コロナウイルス感染症対応についてのうち,新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の概要及びスケジュールについてでございますが,当該交付金は,新型コロナウイルス感染拡大防止とその影響を受けている地域経済や住民生活を支援し,地方創生を図るため創設されたものであり,「感染拡大防止策と医療提供体制の整備及び治療薬の開発」「雇用の維持と事業の継続」,「次の段階としての官民を挙げた経済活動の回復」「強靭な経済構造の構築」の4つの事業区分において,地方公共団体が地域の実情に応じてきめ細やかに実施する取り組みを支援するものであり,幅広い事業が対象となっております。 また,国の予算額は1兆円となっており,都道府県及び市町村へは,それぞれの人口や財政力,新型コロナウイルスの感染状況などにより配分され,本市においては,1億6,993万9,000円が交付限度額として示されたことから,既に18事業から成る約3億5,200万円の事業計画を提出いたしました。 現在は,内閣府の確認作業が進められており,完了後,国において予算の移しかえが行われ,総務省から,6月下旬には交付決定がされる見込みとなっております。 なお,国では,あらかじめ定められた国庫補助事業の地方負担分などを対象とした第2次配分を秋ごろまでに実施する予定となっておりますので,引き続き本交付金に関する情報収集に努め,必要な事業につきましては,第2次配分で申請できるよう準備を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(大木作次君) 15番 稲葉里子さん。 ◆15番(稲葉里子さん) 次に,結城市の交付金の限度額が1億6,993万9,000円と示され,18事業の計画を提出したとのこと。実施計画の立案は,幅広い視点から地域の取り組みを検討したと思いますが,提出した交付金事業について伺います。よろしくお願いします。 ○議長(大木作次君) 企画財務部長 鶴見俊之君。  〔企画財務部長 鶴見俊之君登壇〕 ◎企画財務部長(鶴見俊之君) 本市が計画している交付金事業についてでございますが,国が示した4つの事業区分ごとに,それぞれの事業内容と事業費を申し上げますと,まず1つ目の「感染拡大の防止策」といたしましては,市庁舎へ表面温度計測用のサーマルカメラや窓口用のアクリル製パーティション等を設置するほか,保育所などに空気清浄機や非接触型の体温計,手指消毒液などを配備する公共的空間安全・安心確保事業や,感染症流行時に自然災害が発生した場合などを想定し,避難所における飛沫防止のパネルやパーティションを整備する災害時避難所感染症対策事業など,8事業,約3,500万円を計画しております。 次に,2つ目の「雇用の維持と事業の継続」といたしましては,新型コロナウイルス感染症の影響により,解雇や内定取り消しとなった市民を会計年度任用職員として雇用する緊急雇用創出事業,農業関係の中でも特に需要の落ち込みが懸念されている花卉事業者を支援するため,結城市産の花の消費喚起を促す花いっぱい応援事業,帰省の自粛を余儀なくされている本市出身の大学生等に地元の特産品などを送るふるさと結城学生応援事業など,7事業,約1億900万円を計画しております。 次に,3つ目の「官民を挙げた経済の回復」といたしましては,結城ブランドや市内の物産品・名産品の販路拡大などに取り組む地域魅力発信事業及び新型コロナウイルス感染症終息後の観光回復を目指す地域ブランディング事業の2事業,約1,000万円を計画しております。 最後に,4つ目の「強靭な経済構造の構築」といたしましては,国のGIGAスクール構想と連携し,全ての小・中学生に学習者用コンピューターを整備する児童生徒一人一台端末整備支援事業として,約1億9,800万円を計画しております。 現在計画している主な交付金事業は以上のとおりでございますが,既に予備費や補正予算により予算措置した事業がある一方で,さらなる補正予算の編成が必要な事業もありますので,速やかな事業実施を図るため,順次予算化の手続を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(大木作次君) 15番 稲葉里子さん。 ◆15番(稲葉里子さん) 提出された18の事業について,6月下旬には交付決定がされる見込みと今お聞きしました。しっかりと実施してほしいと思います。 ここで,コロナウイルス感染症に対する対応の1つとして,いこいの家を臨時交付金の公共的空間安全・安心確保事業を使って感染機会の削減施設として整備できるか,今後検討してくださるようお願いいたします。 さて,新型コロナウイルス感染症の現状と今までの取り組みについてご答弁をお願いいたします。 ○議長(大木作次君) 保健福祉部長 本多武司君。  〔保健福祉部長 本多武司君登壇〕 ◎保健福祉部長本多武司君) 企画財務行政のうち,新型コロナウイルス感染症の現状と今までの取り組みにつきましては,保健福祉部が所管しておりますので,私から答弁させていただきます。 まず,茨城県の現状につきましては,6月4日までに陽性者が168人確認されており,PCR検査数は,5月29日時点で,県衛生研究所及び水戸保健所において4,635人,民間検査機関及び医療機関等からの依頼において3,781人,合計8,416人となっております。 本市におきましては,4月14日に初めて2人の陽性者が確認され,4月18日に1人,合計3人の感染者が確認されておりますが,5月2日までに全員が陰性となっております。 市の取り組みといたしましては,平日の市民からの相談や問い合わせに対応するほか,市民の不安解消のため,4月18日から5月6日までの土日,祝日に相談窓口を開設し,症状に関することや受診先の問い合わせなど,10日間で延べ70件の相談に対応いたしました。 また,市ホームページや広報紙,新聞への折り込みチラシ,防災無線など,さまざまな方法により市民への迅速で正確な情報発信に努めてまいりました。 さらに,4月6日からは,ホームページ上で動画による市長メッセージの配信を行い,市長みずからが市民の皆様に市の状況や対応方針などをお伝えしております。 ○議長(大木作次君) 15番 稲葉里子さん。 ◆15番(稲葉里子さん) 丁寧なご説明ありがとうございます。 私たちにちょっと見えない部分がありまして質問させていただくんですが,医師会との連携についてお答えをいただきたいと思います。どんなふうに協力体制がとれている,連携をしているのか,お願いします。 ○議長(大木作次君) 保健福祉部長 本多武司君。  〔保健福祉部長 本多武司君登壇〕 ◎保健福祉部長本多武司君) 医師会との連携でございますが,医師会事務局を通して情報の共有・連携を図っているところでございます。 結城市医師会では,茨城県医師会からの協力要請を受け,5月20日から市内医療機関において,地域外来新型コロナウイルスPCR検査センターを開設しております。これは,PCR検査が保険適用されたことを踏まえ,さらなる検査体制の確立のため,本来,行政検査である当該感染症に係るPCR検査を医療機関に委託することができるものとされたことから,県の検査体制の強化の一環として行われているものでございます。 ○議長(大木作次君) 15番 稲葉里子さん。 ◆15番(稲葉里子さん) 次は,非常に大事な質問なんですけども,今後の医療体制整備について伺いたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(大木作次君) 保健福祉部長 本多武司君。  〔保健福祉部長 本多武司君登壇〕 ◎保健福祉部長本多武司君) 今後の体制整備についてでございますが,茨城県におきましては,県内の感染者のスムーズな受け入れ先の確保のため,医師を中心とした入院調整本部を設置し,入院できる医療機関及び軽症者・無症状者を受け入れる宿泊施設を一元管理しております。 軽症者の受け入れ施設につきましては,5月時点で県内4施設,175室が確保されており,PCR検査体制も県内で拡充が進められている段階にあります。 本市におきましても,新型コロナウイルス感染症に関する必要な情報を収集するとともに,茨城県及び結城市医師会等と連携し,適切な体制の整備に努め,今後予想される第2波,第3波に備えてまいりたいと考えております。 ○議長(大木作次君) 15番 稲葉里子さん。 ◆15番(稲葉里子さん) コロナも少しずつ収束に向かっているのかと思いながら,今日,新聞を広げてみると,やはりちらちらとコロナの記事が出ておりました。収束に早く向かえばいいと思っております。 それでは,ちょっと問題が変わります。 新型コロナ感染症の影響により事業に大きな影響を受けている小規模事業者・個人事業者に対し,事業継続を応援する給付金を支給する市独自の支援事業について,まず,概要と申請状況についてお答えください。これが,月が,5月がこの間,終わったばっかりなので,どんな状況なのか,ちょっとわかりませんが,状況についてお話ししてください。お願いします。 ○議長(大木作次君) 経済環境部長 飯島敏雄君。  〔経済環境部長 飯島敏雄君登壇〕 ◎経済環境部長(飯島敏雄君) 企画財務行政のうち,小規模事業者緊急支援給付金につきましては,経済環境部が所管しておりますので,私から答弁させていただきます。 制度の概要についてでございますが,国の持続化給付金を補完する市独自の支援策といたしまして,新型コロナウイルス感染症感染拡大により大きな影響を受けている市内の小規模事業者等のうち,売上金額が,令和2年2月から6月までの任意の連続する3カ月間において前年同月比で30%以上50%未満減少していることなど,一定の要件を満たした事業者に一律10万円を支給するものでございます。 次に,現状につきましては,5月18日から市ホームページに掲載するとともに,結城商工会議所や市内金融機関に協力を依頼し,25日から郵送による受け付けを開始いたしました。 6月3日現在のホームページ閲覧件数は1,102件,申請書受理件数は44件でございます。 ○議長(大木作次君) 15番 稲葉里子さん。 ◆15番(稲葉里子さん) 前に,質問の調整のときには,非常に15件ぐらいしかなかったんですけど,やはり5月3,4,5と利用して増えたんですね。44件。 では次に,小規模事業者緊急支援給付金の拡充についてということで質問したいんですが,2次補正予算もだいぶ盛りだくさんになっていますので,この市独自の給付金をもっと拡充できないかと質問させていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(大木作次君) 経済環境部長 飯島敏雄君。  〔経済環境部長 飯島敏雄君登壇〕 ◎経済環境部長(飯島敏雄君) 小規模事業者緊急支援給付金の拡充についてでございますが,事業者における売上金額の減少は,緊急事態宣言下の4月,5月が大きいと考えられることから,申請件数は6月以降多くなると想定をしております。 制度の拡充につきましては,給付金の申請状況や国の第2次補正予算の内容等を注視しながら対応してまいりたいと考えております。 ○議長(大木作次君) 15番 稲葉里子さん。 ◆15番(稲葉里子さん) 考えていきたいということをありがたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 次は,先ほど交付金事業の中に,感染拡大の防止策,保育所に空気清浄機,体温計などを配備する事業がありましたが,学校における非接触型体温計及び空気清浄機の設置についてはどう考えているでしょうか,ご答弁願いたいと思います。
    ○議長(大木作次君) 教育部長 飯田和美君。  〔教育部長 飯田和美君登壇〕 ◎教育部長飯田和美君) 学校における非接触型体温計及び空気清浄機の整備につきましては,教育委員会所管となりますので,私からお答えいたします。 まず,非接触型体温計の整備につきましては,市内小・中学校の各学級及び保健室に整備をする予定でございます。児童生徒等の登校時の検温につきましては,各家庭にお願いしているところではございますが,家庭で体温や健康状態を確認できなかった児童生徒等に対し,非接触型体温計により検温を実施することで,子供たちの健康状態の把握を補完するものでございます。 なお,整備に要する費用につきましては,新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用してまいりたいと考えております。 次に,空気清浄機の整備につきましては,小・中学校の教室等においては,空間が広いこともあり,確実なウイルス除去効果を検証し,慎重に検討してまいりたいと考えております。 なお,5月22日,文部科学省から発出されました「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル」では,教室等における換気の徹底による密閉の回避が求められております。本市では,このマニュアルに従い,可能な限り常時または小まめな換気を行い,感染症対策を講じてまいりたいと考えております。 ○議長(大木作次君) 15番 稲葉里子さん。 ◆15番(稲葉里子さん) ありがとうございました。 この保育園というのは,市の保育園なのか。私立も入るのかどうか。後で結構ですので。申し合わせのときに,ちょっと質問を落としてしまったので,後で結構です。それも入っているのかどうか,お聞かせいただきたいと思います。 まだ時間が十分に──市長さんに時間をたくさん空けるために,質問を簡単に,質問事項だけしゃべらせていただきました。十分にお時間ありますので,市長さんのお言葉を,考えをいただきたいと思います。よろしくどうぞお願いいたします。 ○議長(大木作次君) 市長 小林 栄君。  〔市長 小林 栄君登壇〕 ◎市長(小林栄君) それでは,私のほうから稲葉里子議員にお答えをいたします。 新型コロナウイルス感染症対応についてのうち,今後の市の対応についてでございます。 引き続き新型コロナウイルス感染防止対策を徹底しながら,各種支援,情報の周知,相談体制の確立,迅速な事務手続などを図ることにより,必要な方全てにできるだけ早く支援を行い,地域経済や市民生活の回復に努めてまいります。 また,第2波,第3波に備えた対応につきましては,市民の不安解消のため,引き続き迅速で正確な情報発信を行ってまいります。 また,県や結城市医師会等の関係機関との連携を強化するとともに,必要な協力・支援を行い,体制の整備に努めてまいります。 さらには,市内事業者への支援につきましては,市の制度のほか,国や県,政府系金融機関などによるさまざまな制度がありますので,事業者の皆様が必要とする支援を迅速に受けられるよう,中小企業診断士による市独自の相談窓口の開設を準備しているところでございます。 最後に,子供たちの健康・安全を第一に,感染拡大のリスクを可能な限り低減する措置を講じてまいりたいと考えております。 以上です。 ◆15番(稲葉里子さん) ありがとうございました。 市長さんが放送して,市長の声が市民に,みんなに流れたというのは,非常に市長の熱心さというのが伝わって,よかったと思います。やっぱり顔の見える市長になっていただきたいと思います。よろしくどうぞお願いいたします。答弁ありがとうございました。 ○議長(大木作次君) 以上で15番 稲葉里子さんの質問は終了いたしました。 休憩いたします。  午前11時45分 休憩 ――――――――――――――――――――  午前11時55分 再開 ○議長(大木作次君) 再開いたします。 次に,3番 滝沢利明君の質問を許可いたします。3番 滝沢利明君。  〔3番 滝沢利明君登壇〕 ◆3番(滝沢利明君) ただいま議長より質問の許可をいただきまして,通告に従い質問させていただきますが,その前に,今回の新型コロナウイルス感染症により亡くなられた方にご冥福をお祈り申し上げます。また,療養中の方にはお見舞いを申し上げます。 では,質問を始めさせていただきます。 質問1としまして,総務行政についてですが,特別定額給付金について,この申請の手続について,新型コロナウイルス感染拡大防止のために,不要不急の外出を控える。また,密閉・密集・密接などの3密を避けることから,学校など休校となり,集会・イベント等が中止になり,社会経済に大きなマイナスの影響を与えています。 このような中,緊急経済対策として,1人当たり10万円を一律に給付する特別定額給付金の支給が行われています。結城市においても,5月22日,世帯主宛て郵送による申請書を送付しています。このオンラインによる申請書とあわせて,申請書提出にあわせて,申請の手続について,どのようになっているか,これを最初の質問とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(大木作次君) 総務部長 小野澤利光君。  〔総務部長 小野澤利光君登壇〕 ◎総務部長小野澤利光君) 総務行政,特別定額給付金の申請の手続についてでございますが,申請方法は,新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から,郵送申請方式及びオンライン申請方式による2通りの受け付けを基本として実施しております。 給付申請は,世帯主が世帯構成員の全員分をまとめて行う仕組みとなっており,郵送申請方式では,市から郵送される申請書に世帯主氏名を記入,押印し,印字してある世帯内の給付対象者を確認の上,給付金の振込先となる金融機関名,口座番号などを記入し,本人確認のための運転免許証や健康保険証など,口座情報確認のための通帳等のコピーを添付し,同封した返信用封筒により返送していただいております。 また,オンライン申請方式では,マイナンバーカードをお持ちの世帯主の方であれば,内閣府が運営するマイナポータルサイトから申請できる仕組みとなっております。申請者は,マイナンバーカードに記録された情報により本人確認されたものとし,運転免許証など本人確認の書類は提出不要となっております。 本市における給付金事業への取り組みとしましては,給付金をより早く市民の皆様にお届けできるように,5月1日からオンライン申請の受け付けを開始し,申請内容の審査を行い,5月15日に185世帯,4,700万円の給付金を口座に振り込んでおります。 郵送申請は,給付金事業の基準日となる令和2年4月27日現在の住民基本台帳をもとにした給付台帳を作成するとともに,台帳管理及び二重給付を防ぐための給付金給付管理システムの構築を進め,申請書の準備が整った5月22日に世帯主宛て発送いたしました。郵送申請による受け付けも既に開始しており,返送いただいた申請書の内容を迅速に確認し,審査が終わり次第,随時給付金の振り込みを行っております。 6月5日現在,郵送申請とオンライン申請を合わせますと,5,330世帯,14億3,540万円を振り込んでおり,世帯給付率は25.7%となっております。 申請書を発送してからは,毎日1,000通を超える申請書類が返送されておりますので,特別定額給付金給付事業の趣旨に鑑み,給付金の迅速かつ的確な給付に取り組んでおります。 なお,本市の給付金の申請期限につきましては,8月25日までとなっております。今後は,申請が済んでいない方への勧奨通知の発送や市ホームページ,SNS,ツイッター,お知らせ版などを活用した広報を実施し,申請漏れのないように努めてまいります。 ○議長(大木作次君) 3番 滝沢利明君。 ◆3番(滝沢利明君) どうもありがとうございました。 次に,2番としまして,高齢者及び障害者への給付についてなんですが,高齢者や障害者の方について,申請手続と給付についての申請が困難な方にどのような支援や援助をされているのか,これを答弁をお願いいたします。 ○議長(大木作次君) 総務部長 小野澤利光君。  〔総務部長 小野澤利光君登壇〕 ◎総務部長小野澤利光君) 高齢者及び障害者への給付についてでございますが,給付金の給付を希望する対象者全員が給付金を受け取れるよう支援するとともに,市ホームページを随時更新し,必要な情報を適切なタイミングで情報提供できるよう円滑な対応を心がけております。 さらに,新型コロナウイルスに関係する各種相談に応じるコールセンター,特別定額給付金相談窓口を市民情報センターの3階に開設し,市民の皆様からの電話での相談や質問等に丁寧に対応しております。 特に申請手続が困難と思われます高齢者や障害者への給付金申請への支援といたしまして,特別養護老人ホームや認知症対応型共同生活介護サービス事業所,いわゆるグループホームなどの入所者については,所管部署から施設管理者に申請支援を依頼しております。 また,障害者福祉施設にも同様の協力依頼を実施しております。 次に,在宅の高齢者や障害者への申請支援といたしまして,ひとり暮らしで寝たきりの方や認知症の方などにつきましては,民生委員への申請手続の情報提供や申請書の記入の支援を依頼いたします。 また,地域に密着した身近な相談窓口として,地域の高齢者の実態を把握している在宅介護相談センターやケアマネジャー,介護支援専門員が在籍している居宅介護支援事業所に申請支援の依頼を行っております。 なお,障害のある方につきましては,障害福祉事業所及び相談支援専門員に申請支援の依頼を行っております。特に視覚障害者につきましては,給付金の情報が十分に届かないことも考えられますので,市社会福祉協議会などと連携し,積極的な情報提供と支援を行っております。 引き続き市保健福祉部門と連携・協力し,情報共有を図り,申請が困難な方への把握に努めてまいります。 ○議長(大木作次君) 3番 滝沢利明君。 ◆3番(滝沢利明君) ありがとうございました。 次に,特別定額給付金のこの早期実現について,特に生活が苦しいという世帯に対して,個別に相談に応じていただきたいと,このように思っております。 この定額給付金についての市長の所見を一言お願いいたします。 ○議長(大木作次君) 市長 小林 栄君。  〔市長 小林 栄君登壇〕 ◎市長(小林栄君) 滝沢利明議員のご質問にお答えをいたします。 高齢者等への給付早期実現についてでございますが,親切丁寧な申請手続の案内及び支援をすること,特に身寄りのない高齢者や障害者など,申請手続が困難と思われる方々の把握に努め,申請支援を行うよう関係部署に指示をしております。 また,給付金を必要としている市民の皆様に一日でも早く給付金を給付できるよう,口座振込回数を増やし,6月中には可能な限り速やかに市民の皆様のお手元に給付金が届くように給付金給付事業を推進してまいります。 ○議長(大木作次君) 3番 滝沢利明君。 ◆3番(滝沢利明君) 市長,ありがとうございました。 続きまして,企画財務行政について質問させていただきます。 この新型コロナウイルス感染症の救済策について,税の公共料金猶予とか免除,減免措置についてお伺いいたします。どうぞよろしくお願いします。 ○議長(大木作次君) 企画財務部長 鶴見俊之君。  〔企画財務部長 鶴見俊之君登壇〕 ◎企画財務部長(鶴見俊之君) 企画財務行政,新型コロナウイルス感染症の救済策のうち,市税の猶予・減免措置についてでございますが,まず,猶予制度といたしましては,令和2年2月1日から3年1月31日までの間に納期限が到来する税目を対象に,2月以降の任意の期間における収入が前年同期と比較しておおむね20%以上減少している法人・個人に対し,納期限から1年間,無担保かつ延滞金なしで納税を猶予する特例制度を設けております。 また,当該特例制度は,市民税や固定資産税など,ほぼ全ての税目が対象となっております。 次に,減免措置といたしましては,中小企業等が所有する償却資産及び事業用家屋に係る固定資産税及び都市計画税について,令和2年2月から10月までの連続する3カ月の売上高が前年同期と比較して30%以上50%未満減少した場合は,令和3年度分の固定資産税及び都市計画税の標準課税を2分の1に軽減し,同様に50%以上減少した場合は,課税を免除する措置を設けております。 さらに,軽自動車を取得した場合に課税される軽自動車税環境性能割の税率を1%分軽減する現行の特例措置につきまして,適用期限を6カ月延長し,令和3年3月31日までとする臨時的措置を設けております。 以上のような市税の猶予・減免を含めた税制上の措置につきましては,新型コロナウイルス感染症及びその防止対策が納税者等に及ぼす影響の緩和を図るため,去る4月30日に交付・施行された「地方税法等の一部を改正する法律」に基づく特例措置であり,全国的に実施されている制度となっております。 ○議長(大木作次君) 3番 滝沢利明君。 ◆3番(滝沢利明君) ありがとうございました。 次に,質問2としまして,市営住宅の使用料や水道料の猶予・減免措置ということについて,このコロナ感染症の対策について,長引くと思いますので,この辺のところを答弁をお願いいたします。 ○議長(大木作次君) 都市建設部長 野寺一徳君。  〔都市建設部長 野寺一徳君登壇〕 ◎都市建設部長(野寺一徳君) 企画財務行政,新型コロナウイルス感染症の救済策についてのうち,水道料金及び市営住宅家賃については,都市建設部が所管しておりますので,私のほうからお答えいたします。 水道料金の減免措置につきましては,新型コロナウイルス感染症への対応として,一部の水道事業者において減免措置を講じているところでございます。 県内の実施状況でございますが,42事業体のうち4事業体が実施しており,古河市をはじめ,稲敷市,守谷市の3事業体が水道料金の基本料金を減免しており,東海村では水道料金の免除を実施している状況です。 また,市営住宅等の公営住宅の家賃減免については,現在のところ,県内に実施自治体はございません。 本市においての水道料金や市営住宅等の支援措置といたしましては,現在,水道料金等の減免措置は行っておりませんが,新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ,一時的に水道料金や市営住宅家賃の支払いが困難な方には,個別相談において,支払い猶予など,柔軟に対応しているところでございます。 ○議長(大木作次君) 3番 滝沢利明君。 ◆3番(滝沢利明君) どうもありがとうございました。 最後になりますが,今後の救済策について,総合的に市長の所見をまたお伺いいたします。よろしくお願いします。 ○議長(大木作次君) 市長 小林 栄君。  〔市長 小林 栄君登壇〕 ◎市長(小林栄君) それでは,私のほうからお答えをさせていただきます。 水道料金及び市営住宅の家賃などに対する今後の救済策についてでございますが,新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえて,個別相談において各種制度をご活用していただいた上で,真に必要であるかを見きわめながら支援策を講じてまいります。 以上です。 ○議長(大木作次君) 3番 滝沢利明君。 ◆3番(滝沢利明君) どうもありがとうございました。以上で私の質問を終わらせていただきます。 ○議長(大木作次君) 以上で3番 滝沢利明君の質問は終了いたしました。 以上をもちまして一般質問を終結いたします。 次回の会議は,6月16日午前10時より開議いたします。散会いたします。  午後0時15分 散会 ―――――――――――――――――――― 会議録署名人  結城市議会 議長   大木作次        署名議員 安藤泰正        署名議員 立川博敏...